民泊の始め方 内装工事編
どうもゴリラ不動産です。
前回は、転貸借可能な民泊物件契約までをお送りしました。
今回は、民泊物件の内装工事編です。
実は、今回お借りした物件、建築年月日は、1964年であった。
東京オリンピック開催の年である。
築60年の平屋物件、通常考えていた内装工事に大きな障害になることが度々発生した。
古民家の弱点!?電気設備に関して
まずは、電気系統である。
このような古民家をリノベーションする時に、びっくりするのが、コンセントがないことである。
普段なら壁に備え付けられているコンセントがどこにもないのだ。
最近は便利になる一方、家具家電の充実によって色々な場所からコンセント経由で電気を供給しなければならない。
この家は、3か所にしかコンセントがなかった。
そして、もう1つは、分電盤である。
なんという弱い設備なのだろうか。これでは、空調1台入れるので精いっぱいではないだろうか?
現在主流は、単相3線式であるが、この物件は単相2線式である。
「なんでやねん!」と分電盤をぶったたく。
根本からやり直しが必要だ。空調を入れるには仕方がない。
電気の容量も50Aまで増設する。
費用もかかるしやりたくないけど、やるしかないのである。
悲しい怒りに震えながら、帰宅しようとするともう1つ重要な事に気が付いた。電気照明が消えないのである。
・・・「あれっ!スイッチどこかなと探してもスイッチがない…」
そうである。古民家にはスイッチがないのである。
選択肢は2つ。
既存の電気配線も改修して、スイッチを付けるか?
照明器具をひも付きorリモコン付きにするか?
である。
僕の結論は後者。照明で工夫するである。
民泊物件 内装工事業者探し
さて、内装工事である。
まずは、どのようにリノベーションしようかと考える。
古民家の良さを活かしつつ、快適な使い方が出来る空間を考える。
昔ながらの障子で仕切られた空間を一体にして大きなリビングのスペースを作るということで、内装は決めた。
古民家リノベーションのポイント
限られた少ない予算でどのようにしてリノベーションするのか?
特に今回印象として、薄暗い、汚らしいという弱点を克服する必要があった。解決策は、床壁天井の改修工事である。
どこか、おばあちゃん家のような家を民泊として差別化するには、清潔さが必要である。
近隣の工事会社に声をかけて、見積依頼をする。
「この予算じゃ無理ですね」「床鳴りするから全部張り替えないと無理」「いやー厳しいね。」「予定いっぱいで4か月後なら」
と散々な結果。
普段から付き合いのない業者とは、なかなか進まない。
イライラして自分でやるかとヘタレた壁紙をめくったら、土壁の中から藁が出てきて、心底落ち込む。これは僕には無理だ。
せっかく、作った内装工事のリストを握りしめる。
このままでは、OPENする前に試合終了である。
紹介してもらった業者が請け負うことに
可哀そうだと思ったのか、紹介してもらった工務店さんが今回の工事を請け負ってくれることになった。
ざっくりとイメージを伝えて、細かいところは任せる。と発注した。
あとは、DIYで何とかしよう。
家具の仕入れと設営も残っている。
気合と根性しかない。やるしかないのである。
なぜなら、毎月家賃が垂れ流されているから。